大谷啓之

担当業務を教えてください

私は今、マーケティングチーム内のトレードマーケティングパートでリーダーを務めています。私たちトレードマーケティングパートの目標は2つあります。「売場(店頭)での生産性を上げ売上・利益に貢献する」「Asset(コアバリュー・世界観)を最大活用し共感と信頼を高め続ける」一般的に店頭・店舗におけるマーケティング活動全般をBTLと指しますが具体的には製品に関わるディスプレイ・什器/販促物のデザイン制作などを通じた最適な売場作りと、店舗巡回を行うラウンダー、店頭販売を行うヘルパーのプロモーターマネジメントの責任を担っています。言い換えますと、私どもLGエレクトロニクスのブランドバリューや製品のベネフィットを消費者にアプローチし関心を持っていただき、選択していただくために消費者とのタッチポイントを作る活動というところでしょうか。

仕事のやりがいや面白さとは?

LGは総合家電メーカーとして、性別・年齢に関わらずとても幅の広い消費者・顧客などを対象にグローバル展開を行っています。
様々なセグメンテーションに対して効果的な戦略を私たちのメッセージが伝えるための戦略を立て実行する点に一番の面白さがあると感じています。
私たちブランド側が打ち出すメッセージが消費者に意図通りに伝わったのか?
その活動の中で消費者からダイレクトなフィードバックを得られるところも魅力の一つですね。
既に決まったことをそのまま実行するのではなく、試行錯誤の上に的確な解決先を見出し、新たなチャレンジをしていく方がよりフィットしていると感じています。
とてもやりがいが感じられますよ!!

職場の雰囲気を教えてください

トレードマーケティングパートは総勢8名ですが雰囲気は明るく、経験も個性も豊富なメンバーが揃ってます。上長であるマーケティングチームのヘッドはポジションに関わらず積極的に意見・行動を行うことを求める考え方の人なので、チーム全員が日々積極的に業務を行っていると感じています。
職務上、取引先様・営業チーム・プロモーターとのミーティング、消費者の動向を確認するために店頭に出向くことも多くチームメンバーが私を探している方々に「現在、放牧中です」と答えることも多いそうです(笑)。
飼育されている動物は、定められた時間、量を食べますが、一方で放牧された動物は自由に草原を駆け回り、自らの意思で草を食べ、やがて成長し元の場所に戻ってきます。
私もチームメンバーも各方面で得た情報を糧にタイムリーに共有し、業務に反映して成功体験へ繋げるよう努力しています。
まさに『放牧する』は“言いえて妙“と 言えるでしょう。(笑)

LGの魅力とは?

まず製品の革新性とデザイン性だと思います。LGの製品はどれもシンプルかつ洗練されたデザインであり、かつ、全ての製品に革新的な要素が盛り込まれています。
例えば近年では、LGサウンドバーに関しても再生プラ100%で製作するなどをおこなっています。
あまり日本では知られていませんが、グローバルでは昨年までのSustainable managementからESG managementに本腰を入れており、先行してUSでAwardを取っているほどです。
2030年のCo2削減50%達成に向かうなど、製品を「作る」だけではなく世の中の環境全体を「考える」ことも魅力だと思います。

成功事例を聞かせてください

今年は各チャネルにおける主要店舗において専門ブースを作る取り組みを始めることをスタートしました。
ブース作りは閉店後施工なので、作業は早朝にまで及ぶことがあり、かなりタフではありますがLGの魅力を伝えるきっかけ作りになっていると思います。
また現在はプロモーターの課題解決にむけて新しい教育プログラムを進めています。現状の問題把握→解決策立案→アクションを通してセールススキルと共にがカスタマーサティスファクションの向上が目的です。
この活動を通じて今まで以上に消費者の方々にLGの魅力を伝えることができると思います。

仕事で大切にしていることは?

チーム・事業・市場など身の回りで起こっていること全てを「自分事」とすることです。「それは自分とは関係ないことだ」と考えてしまうと、成長するきっかけやチャンスを逃がしてしまうと思うのです。
情報リテラシーを高め、知的好奇心と問題意識を持つことを心がけています。
また、チームメンバーのパフォーマンスを可視化することも重要だと思っています。大げさに吹聴したりひけらかしてはいけませんが、チームメンバーのパフォーマンスを周囲が認めてこそ、「私が放牧されていてもあのチームは結果を出すから」と思ってもらえているのではないでしょうか。

LGのテーマ「Life's Good」(人生って素敵!)について

あなたにとって「Life's Good」を感じる瞬間は?

私は業務に限らず、常にいろんな情報に触れることを好んでいるので、時間さえあれば友人・知人に会うようにしていますが、そんなときにLife's Goodを実感します。例えば友人と展示会に行ったときは、同じ作品を見ても感想や印象が全く違ったりもするので、ニュートラルな視点を持つことができます。
あとはありきたりですが仕事をしている時間もLife's Goodです。
単純に業務時間を比較しますと、20代や30代の頃はひたすら長時間勤務をこなしていましたが、現在は今までのキャリア人生の中で最もクオリティーに拘ったお仕事ができ、恵まれたチームで業務を行わせていただいているのでとても充実していますね。
友人と会ったり仕事に没頭している時間が多いですが、「もともとそういう人だし」ということで、周囲の人たちからも「放牧」してもらっている感じですかね(笑)。

*2021年11月26日時点の情報です。